ランチェスター戦略に弱点・欠点はあるか?

今月の「ランチェスター経営戦略」

今月は、ランチェスター戦略に弱点・欠点はあるか? です。

 

これまで事業規模の大小を問わず、ランチェスター戦略を活用するメリットを
ご紹介して、応用次第でかなりの武器になることを感じたかと思います。

しかし何でも同じですが、完全に完璧なモノは、そうそうありません。

では、ランチェスター戦略に欠点やデメリットがあるとすれば、何か?

それを考えてみました。

 

まず、ランチェスター戦略を簡単に言い換えると何になるかと言えば・・・

長年の研究で導き出した数学的な確率統計の論理。

そして数式で導き出した計算式をデータ化し、法則として応用する戦略となると思います。

 

以上、たしかに数字で具体的なデータを見せられて、その通りに実行すれば必ず結果は出ると感じます。

実際に、自分なりに上手く応用し、法則の通りに実践してエリア内でのシェア1位や顧客獲得が上手く行き、
業績アップなどの結果を残す事例はたくさんあります。

しかし、上手く行った事例は、計算通りに忠実に・厳格に実行した場合が多く、
途中で諦めないという「精神的な部分」も実は結構大きな部分を占めています。

 

ここで視点を少し変えてみると、「人間の心」「心理や精神」は、なかなか計算出来ない部分も多い
という問題が出て来ます。

たしかに、血液型や年齢別、性別、性格などの膨大なデータを「ビックデータ」として分析し、
行動・活動を予測する技術はどんどん進んでいます。

でも、なかなか結果に繋がらないこともあります。

計算と法則で導き出した予測は「この結果になる確率が高い」、だから頑張ろう!と
言われても、それを実行するのはを持った人間です。

その計算式と法則に、「心・精神」が加わっていないのが一つのウィークポイントであるはないかと感じます。

 

頭で理解していても、その目標に近づくために(達成するために)

毎日、具体的に「何を?どう行動すれば良いのか?」

要は、モチベーション(動機づけや目的意識の維持が、やはり重要ということです。

行動の動機と目的意識のアップ、これも見えない大きな「戦略」の一つ、

「人の心・考え」は読めない(計算できない)と難しく考えず、

読めないからこそ面白く、遣り甲斐があると前向きに捉えたいですね。

 

 

POINT

 × 経営者&リーダーの良くないパターン

計算上では、1日に○○件の営業活動で3カ月以内には○○件のご成約になることになっている・・・
と、実行スタッフの「管理」と「叱咤激励」(受け取る側は「叱責」である)が仕事と考えている。
(精神的に追い込まれるスタッフが増える)

 

○ 経営者&リーダーの良いパターン

どんな経歴・性格・年齢の人でも、実行出来るようにパターンやプランを作り、順序立てて実践してもらう
そして、出来ない問題が出たら、一つ一つ解決して「今後のデータ」にするのが仕事と考える。
(性格や能力を分析して、適材適所の配置と育成に長けている。)

 

~参考になるコメント集~ 

セールスマンの業績評価は行動管理に、その基準を求める。

そして行動基準を標準化すべきである。

 

参考文献:世界一やさしいイラスト図解版!
ランチェスターNo.1理論

 

英彩人 旬報 2015年10月号より

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