実在の経営者、実例紹介2

今月の「ランチェスター経営戦略」

今月も、実例紹介 です。

 

今回は、人と違うことを考えて(視点を変えて)差別化に成功した事例です。

普通のパンを最高の香りと食感を実現して焼き上げる、「感動のトースター」を販売する、バルミューダ株式会社です。

すでにファンの方もたくさんいて、ご存じの方も多いと思います。

 

「世界一高いトースター」とも呼ばれる、バルミューダ社のトースター。

そのお値段は、¥22,900-(税抜)

今まで家電量販店で販売されているトースターは、数千円が平均的な価格。

しかし、2万円を超えても生産が追い付かない人気が続いています。

 

この成功しているポイントを挙げてみました。

 

商品を「トースター」に絞ったこと

コンセプトを「美味しく焼ける」ことに絞ったこと

購入対象に想定したのは、「良いモノを使いたい・美味しいモノを食べたい」と考えている層

 

何を?「トースター」・・・

どうする?「美味しく焼ける」ように・・・

誰に?「良いモノ、美味しいモノを使いたい・食べたい人」・・・

このように差別化の公式を、実現しています。

 

しかし、これ以上にバルミューダ社の寺尾 玄社長の視点の素晴らしいところは、

人間の五感や体験で感じる「うれしさ」や「感動」に絞った商品開発の視点です。

それは会社紹介の言葉に集約されています。

 

バルミューダは2003年に東京で設立されたクリエティブとテクノロジーの会社です。

クリエイティブな心で夢見た未来を、テクノロジーの力で実現して人々の役に立つ。

これが私たちのミッションです。

 

現在の主力商品は家電。かつて家電は不便さを解消することで人々の役に立ってきました。

しかし今、私たちの生活は十分に便利になりつつあります。そして家電に求められているものも、

変わってきているのだと感じます。

 

現代を生きる私たちが道具やサービスに求めているのは、驚きや感動、

うれしくなるような体験なのだと思います。バルミューダは家電という道具を通して、

心躍るような、素晴らしい体験をお届けしたいと考えている企業です。

        バルミューダ社WEBサイトより抜粋

 

五感や体験などは、曖昧な感覚で数字化出来ないと考える場合もありますが、

クリエイティブな心で素晴らしい体験をお届けしたいという考えにブレが全くないのが秘訣だと感じます。

こんな会社で働きたい、こんな会社にして行きたい。このように感じさせてくれるのも素晴らしく、参考になります。

 

 

POINT

感動、嬉しさ、驚きなどの体験が口コミとなってSNSなどで短時間に拡散する時代

五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)に訴える視点も差別化のポイント

驚きや感動の体験をストーリーとして紹介するのも販促のポイント

 

 

~参考になるコメント集~ 

時間管理と効率管理の二つが販売生産性を規定する二大課題である。

英彩人 旬報 2016年5月号より

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*