地域特産品 「笠間の自然薯(じねんじょ)」 最高級食材への道
今回、ご紹介するのは地域ブランドの最高級食材として認知される「笠間の自然薯(じねんじょ)」栽培農家が結集した「笠間自然薯研究会」です。
笠間の自然薯(じねんじょ)を全国に誇れる特産品にしようという志を持った農家が集まり、2000年(平成12年)に立ち上がりました。
農産物の宝庫である茨城県。笠間市は栗の栽培が日本一で有名ですが栽培自然薯(じねんじょ)も品質日本一を目指しています。
笠間市は茨城県のほぼ中心に位置し、太平洋型気候で夏は気温と湿度が高く猛暑日が続くことも多く、冬は氷点下の乾燥した厳しい寒さが続くなど、寒暖の差がはっきりしています。
この寒暖の差や日照時間などの条件が絶妙に揃った笠間市は、品質の高い自然薯(じねんじょ)栽培には最も適した地域なのです。
厳しい基準で自然薯の品質維持
笠間自然薯研究会では独自の基準を設けて自然薯の(じねんじょ)の品質維持に努めています。
その基準は次の内容です。
●有機肥料100%
もともと自然薯(じねんじょ)は、天然自然に自生していますので、当然ながら土壌も自然の状態に近くなければ品質の高い自然薯(じねんじょ)にはなりません。
●長さ、色、形、糖度、など“笠間品質基準”を設定しています。
詳しくはこちらです → 笠間自然薯研究会 規格
なかには、化成肥料を使い太く大きくした自然薯を見かけますが、それは色が斑に黒かったりします。(よ~く見ないと分らないのが難点ですが・・・)
これらの厳しい基準ですので、茨城県の「エコファーマー」は当然取得です。
また、高品質な茨城の食「うまいもんどころ」も35号に認定されています。
さらに、笠間市のブランド農産品である「かさまの粋」にも認定されています。
有機肥料や減農薬と簡単に言いますが、研究会のメンバーは「無農薬」栽培で天然素材の害虫忌避剤をこまめに散布したり、試行錯誤の末、数年掛かって有機肥料の土壌を作ったりと、その積み重ねた苦労は一言では言えない重さがあります。
美味しさの裏には、積み重ねた苦労と物語がたくさん詰まっています。
メディア情報
毎年10月下旬の新物シーズン直前には品評会を開催します。
審査基準は、先ほどの独自規格。
審査員も毎回、マスコミ関係や市長はじめ、JA、茨城県の農産物関連に従事する方々に笠間市を訪れた観光客の皆さんにも客観的で厳しい視線で審査をして頂きます。
メディア出演も過去10年以上で、毎年のように依頼が来ます。
徐々に「最高級食材」のイメージが定着して来ていると感じています。
鹿島アントラーズの本拠地「カシマサッカースタジアム」でのホームゲームの時には、「じねんじょブース」も出店します。
特に「とろろご飯」は、腹持ちが良いので試合前の小腹を満たす食事に大人気です!
地元、笠間市の秋祭りでも人気スポットです。
笠間自然薯研究会の直売所
待望の笠間自然薯研究会の直売所も2010年に完成しました!
場所は、茨城県笠間市手越418-2
北関東自動車道の友部ICを降りて、国道355号を笠間稲荷方面へ行く途中にあります。
営業日は土日と祝祭日
秋と春の観光シーズンには、質の高い自然薯(じねんじょ)をたくさん用意していますので、笠間観光のついでに是非お立ち寄りください!
直売所では、炊き込みご飯などで美味しい「むかご」、おつまみに最高の「漬物」、そして「とろろご飯」「とろろ汁」など、豊富に揃ってます。
贈り物に喜ばれています
贈っても、貰っても、喜ばれているのが「ギフト」としての自然薯(じねんじょ)です。
お中元もお歳暮も時期的に商品が豊富です。
どちらのシーズンも糖度が高く、最高に旨味の出た状態の自然薯(じねんじょ)を贈ることが出来ます。
色が白く、粘りも強く“縁起物”として引出物や新築祝い、還暦祝い、受験合格祈願、ゴルフコンペの賞品などなどたくさんの方々に最高級ギフトとしての評価を頂いて来ました。
それだけでなく、自然薯(じねんじょ)そのものが山菜の王様と呼ばれ、薬効も高いので薬代わりにお買い求め頂く方も多いのが特徴です。
免疫増強、滋養強壮、アンチエイジング、デトックス、生活習慣病対策、血糖改善・・・これ以上詳しく書きますと「薬事法」に抵触しますので書きませんが、栄養素としても、これ以上ない内容です。
研究会のメンバーも高齢化していますが、自分で作った自然薯(じねんじょ)を常食していますので、健康に問題を抱えている人は、もちろん誰も居ません。
研究会が設立されて10数年、まだまだ発展途上ですが着実に地域ブランドとして認知はされています。